債権調査

パンチ穴

通常の記録を綴じるときのパンチ穴は、穴の奥行き(のどから穴の中心までの距離)を12mmに設定しています。裁判所は、届け出られた債権届出書にパンチ穴をあけてから管財人に渡してくれるのですが、どうも普通のパンチではないようで、とても奥行きの深い...
未分類

以下「○○」という

書面を書くときに、長い単語は適宜略称を定義して用います。例えば、「別紙物件目録1記載の不動産(以下「本件不動産」という。)」というふうにです。ところが、最初に、後で使うだろうと「以下「○○」という」と書いてみたものの、実際には出てこないこと...
同時廃止

大阪地裁の同時廃止基準

大阪地裁における管財手続と同時廃止手続の振分基準・同時廃止の按分弁済基準は、いろんなところに散りばめられています(過去のいろんな経緯があって)。先ほど紹介した『個人の破産・再生手続~実務の到達点と課題~』299頁以下に、情報をまとめてありま...
個人再生

『個人の破産・再生手続〜実務の到達点と課題〜』

『個人の破産・再生手続~実務の到達点と課題~』は、昨年(平成23年)6月に日弁連倒産法制等検討委員会で出版した個人破産、個人再生に特化した本です。平成21年2月に開催した「個人再生シンポジウム〜個人再生の理論と実務〜」をきっかけに、個人の破...
公租公課

租税債権と偏頗行為否認

意外と知られていない規定として、破産法163条3項がありますね。表題が「手形債務支払の場合等の例外」とあり、見落としてしまうのだと思います。「等」に意味があるのですね。そこには、「前条第1項の規定は、破産者が租税等の請求権又は罰金等の請求権...
倒産法改正

倒産法改正のシンポ

3月19日にクレオで倒産法改正のシンポジウムがありました。このシンポジウムは東京弁護士会倒産法部と大阪弁護士会の倒産法改正研究会の共催でした。東京と大阪という離れた場所でそれぞれ活躍している一流の倒産弁護士達が時期をほぼ同じくして、倒産法の...
全倒ネット

『破産実務Q&A150問』の改訂作業

平成19年にできた全倒ネットQ&Aシリーズの第1弾が『破産実務Q&A150問』でした。今年は、この本を5年ぶりに改訂し、『破産実務Q&A200問』(仮称)にしようと作業を始めています。前回は、MLの投稿を全部チェックして、テーマごとに仕分け...
債権調査

債権届出綴り

債権届出綴りは、大阪地裁では紐で綴じられた状態で預かっています。このまま債権調査の準備を進めてもいいのですが、その後に追完資料や(一部)取下書を編綴することを考えると、作業中はパイプファイルに綴じておくことが便利です。
不動産

競売における別除権の消滅時期

別除権目的物の競売手続が進んだ場合、別除権者はどの時点で配当に加わることができるのでしょうか。競売手続における代金納付(A)↓破産手続上の配当除斥期間満了(B)↓競売手続における配当・弁済金交付 (C)というケースで考えてみます。競売手続上...
ソフトウェア

Excel コピペのためのショートカット(1)

起案をしているとき、できるだけキーボードからマウスへの移動を少なくした方が、時間短縮となるだけでなく、思考が中断しなくて済みます。そこで、ショートカットキーを活用することになります。まずは、コピペのためのショートカットキーを紹介します。たい...