野村剛司

自由財産

建退共は差押禁止

小規模企業共済や中小企業退職金共済(中退共)が差押禁止であることは、いろんなところに書かれていますが(『破産管財実践マニュアル』231頁以下参照)、以外と知られていないところとして、建設業退職金共済(建退共)も差押禁止です。ですから、本来的...
未分類

近弁連の意見交換会

全倒ネットのMLでいつも案内している近弁連の意見交換会、正式名称は、「破産法等に関する近畿弁護士連合会管内各単位会との意見交換会」と長いので、いつもは略称で呼んでいます。倒産事件激増期の平成15年1月30日に開催した「小規模管財事件等に関す...
弁護士倫理

倒産処理と弁護士倫理

金融法務事情1942号(2012年3月25日号)1頁の巻頭OPINIONに、「倒産処理と弁護士倫理」と題して、日頃思っているところを書きました。いつも言っていることを書いただけですが、ご一読いただけますと幸いです。何を思っているかわかってい...
破産管財実践マニュアル

トリプルアイ・高木賞

今年のトリプルアイ・高木賞の募集が始まりますね(4月1日から7月末日まで)。平成17年、財団法人民事紛争処理研究基金内に「倒産・再生法制研究奨励金」が創設され、高木新二郎先生のお名前が冠された「トリプルアイ・高木賞」が平成19年から始まりま...
同時廃止

大阪地裁の同時廃止基準

大阪地裁における管財手続と同時廃止手続の振分基準・同時廃止の按分弁済基準は、いろんなところに散りばめられています(過去のいろんな経緯があって)。先ほど紹介した『個人の破産・再生手続~実務の到達点と課題~』299頁以下に、情報をまとめてありま...
個人再生

『個人の破産・再生手続〜実務の到達点と課題〜』

『個人の破産・再生手続~実務の到達点と課題~』は、昨年(平成23年)6月に日弁連倒産法制等検討委員会で出版した個人破産、個人再生に特化した本です。平成21年2月に開催した「個人再生シンポジウム〜個人再生の理論と実務〜」をきっかけに、個人の破...
公租公課

租税債権と偏頗行為否認

意外と知られていない規定として、破産法163条3項がありますね。表題が「手形債務支払の場合等の例外」とあり、見落としてしまうのだと思います。「等」に意味があるのですね。そこには、「前条第1項の規定は、破産者が租税等の請求権又は罰金等の請求権...
全倒ネット

『破産実務Q&A150問』の改訂作業

平成19年にできた全倒ネットQ&Aシリーズの第1弾が『破産実務Q&A150問』でした。今年は、この本を5年ぶりに改訂し、『破産実務Q&A200問』(仮称)にしようと作業を始めています。前回は、MLの投稿を全部チェックして、テーマごとに仕分け...
倒産法改正

『提言 倒産法改正』ができるまで

新宅さん紹介の倒産法改正研究会編『提言 倒産法改正』(金融財政事情研究会)ができるまでを少し書いておきます。倒産法制の立法が終わり、落ち着いたかに見えてはいますが、実際の現場では、不都合な点が多々あり、解釈や運用による対処だけでなく、見直し...
破産管財実践マニュアル

続々 書名の候補

新宅さん、懐かしい話をありがとうございます。アバンザのジュンク堂でいろんなジャンルの棚を眺めながら、案を出し合ったこともありましたね。3人共が「実践」を入れた案も出していましたが、今の書名はリストアップした中にはありませんでした。毎日、ああ...