法人破産

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初めての法人破産申立(17)

会社の決算書類、帳簿類は本社屋に置かれており、通帳や印鑑、鍵は代表者が所持しています。申立代理人としてはどの時点で預かるべきでしょうか。まず、通帳、印鑑、鍵は原則としてできるだけ早い時点で預かるべきでしょう。決算書類についても申立に際して必...
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初めての法人破産申立(16)

債権者の一部が在庫商品や機械を強引に引き上げる可能性が高いことが分かりました。申立代理人としてはどうすべきでしょうか。この点パネラーの先生から24時間監視することは現実には無理であるから、出来る範囲で最大限の保全措置を講じておきべきとの話が...
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初めての法人破産申立(15)

申立代理人が破産管財人に引き継ぐべき不動産に関する情報にはどのようなものがあるでしょうか。この点パネラーの先生から破産会社の所有物件については、換価の可能性、担保権実行の有無・見込み、賃借人がいるか、物件の使用状況や占有状況等に関する情報は...
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初めての法人破産申立(14)

賃借物件を解除せずに、申し立てる必要がある場合、賃料の支払はどうすべきでしょうか。この点パネラーの先生から、資金があれば払っても構わないが、なければ不払いの状態にせざる得ない。その場合には解除権を行使されないように早めに申立をすべきである。...
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初めての法人破産申立(13)

破産申立をする会社が第三者から倉庫や駐車場を借りている場合はどうすべきでしょうか。倉庫に何もなければ賃料や財団債権の発生を防ぐために解除するのが原則です。倉庫内に破産会社の所有物件や在庫商品などがある場合、駐車場に破産会社の所有する車両があ...
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初めての法人破産申立(12)

破産会社に所有権留保されている物件がある場合はどうすべきでしょうか。所有権留保売買の留保売主の権利は別除権であると考えるのが、実務上の一般的な考え方ですので、基本的な考え方はリース物件と同様です。ところで、所有権留保されている物件としてよく...
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初めての法人破産申立(11)

破産申立をする会社にはリース物件がありますが、どのように対処すべきでしょうか。まず、法人の代表者が全てのリース物件を把握しているとは限りませんので、代理人としては漏れているリース契約がないか確認する必要があります。リース物件については契約を...
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初めての法人破産申立(10)

破産申立する会社が、自己所有地に本社屋と倉庫を有しており、機械警備契約を締結していますが、この契約はどうすべきでしょうか。高価品があるなど、必要があれば警備契約は継続することも考えますが、大きな視点としては申立までの残務処理に必要ない場合、...
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初めての法人破産申立(9)

私が管財人をした法人破産事件で開始決定前に電気の供給契約が切られていたことがありました。当初は管財業務に必要はないと思われましたが、大きな倉庫の中に機械や車両が残されており、それを搬出するために電動シャッターを動かすことができずに苦労しまし...
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初めての法人破産申立(8)

破産申立する会社には自己所有地上に本社屋と倉庫があります。本社や倉庫の電気、ガス、水道、電話、インターネットの契約はどうすべきでしょうか。 継続的供給契約については無駄な費用や財産債権の発生を防ぐという観点から原則としては解除することを考え...